zumafish's diary

忘れたくないこと

マーケティング

口コミの脅威

普通のテレビCMや雑誌の広告と違い、他の人から物を勧められた時、私たちの脳内では驚くべきことが起こる。脳の理性と統率をつかさどる領域が閉じられ、島皮質という部位が活気づく。島皮質とは欲情、嫌悪、自尊心、屈辱、罪悪感、感情移入、愛などの社会的…

セレブの定義

セレブとは、人が憧れる数々の美点を備えたしょうちょうないし偶像的存在。美点は美しさ、魅力、セックスアビール、華やかさ、かっこよさ、優しさ、奇想天外さ、音楽的才能、スポーツの才能などがある。セレブ広告は、セレブが勧める商品を買えばあなたもセ…

ノスタルジア・マーケティング

最も効果的な宣伝とは古き良き時代を思わせること。古くて新しいノスタルジア・マーケティングは思い出を商品に結びつける。昔話が始まると、子供のころに流行っていた曲やテレビ番組が今流行のものよりも良いと感じる傾向がある。99%の割合で、人は自分の…

はみ出しものの拒否反応

消費者の間には流行っているものに拒否反応を示すタイプもいる。仲間がインディーズバンドに熱をあげていると、分けもなく離れていく。友人がこぞってブランドものを買いにいく一方で近所の古着をあさりにいく。こういった人は人気があるもの、世間的に愛さ…

ジェネレーションラップ(世代間落差)

ブランドに人気が殺到し過ぎ、ポピュラーになりすぎると逆風が吹き始める。若者はいかなる場合も、自分が新しいトレンドに"巻き込まれる"のを嫌う。それに加えて自分たちの上の世代が新しいブランドやトレンドに追いついたとたん、そのブランドには新鮮さが…

孤独を忘れさせて成功したFacebook

現代社会ではPCやスマートフォンが我々の孤独感や、人から孤独と思われる不安を解消してくれる。しかし皮肉なことに、誰かと絶えず繋がっていられる状態が、自分に人気がない、愛されていないという不安に火をつける。自分が実際には孤独であることを意識さ…

仲間外れにされたくないという集団意識

鳥や蟻が一斉に同じ行動をするように、人間も同じものを欲しがるようになる。我々は社会的な種族であり、群れ行動をとる習性を持っている。何かを決めるとき、他の人たちの行動を参考にする。あたかも自分が何をしたいのか自分自身より他人のほうがよく知っ…

広告で"性的"な表現すること

人の心の奥底に潜む暗い性的な欲求を刺激したりノスタルジアを掻き立てたりよりセクシーで魅力的な自分になれると密かに約束したりと、たとえ方法はちがっても、マーケターが目指しているものはただ一つ。あらゆる方法を駆使して、人間である私たちの最も根…

男性は情緒的か?

マーケティングの世界では女性が商品を選ぶとき、その理由は8割が情緒的なもので合理的なものは2割に過ぎないとされている。"ママがいつもこのブランドだったわ""これはこの近所の家族が載っている車ね"といった具合に、コンディショナーやメイクアップ化粧…

ボディソープが固形石鹸に買った理由

一つ目は、世界的清潔志向が男性の間に高まったこと。固形石鹸はべとつき、ばい菌がつきやすく、汚いと信じ込ませた。二つ目は、液体ハンドソープのメーカーが新世代の層を早い時期からユーザーに取り込み始めたこと。小中学校のトイレ、体育館のシャワー、…

ゲームの中毒性

ゲームの中毒性は生物学的なものである。私たちの渇望を満足させ、ハイになるための必要なドーパミンの分泌。その分泌を得るための必要な特定の物質や行動量が増えるように私たちの脳の配線は組み替えられる。私たちの脳はドラッグやアルコールに対する時と…

渇望という要素

働き詰めだった1日の終わりのファストフード。モーニングコーヒー後の煙草。人は誰でも無性に欲しがる。こうした渇望は何の前触れもなくやってくるように思えるが、実際は自分の周囲にある物理的、かつ感情的な刺激が引き金になることが多い。どんなに意志力…

"ひとりの本音"

たくさんの人を動かす原点は、ひとりを動かすことにある。心の沸点が1人にでも生まれなければ永遠に何万人もの人が動くことはない。

専門家の警句

"専門家とは非常に狭い範囲で、生じうる間違いのすべてを経験した人のことである"byニールス・ボーア現在"なぜ現状のやり方が上手くいかないのか?"を得意顔で解説する人は増えたが"どうすれば上手くいくか?"を指南する人は減った。しかし広告は技法や科学だ…

メディアで人を動かすときに諦めるべきこと、諦めるべきでないこと

◆あきらめるべきこと・広告やメディアで沢山の人にリーチさえすれば人は動く、と信じること。・消費者の何もかもをコントロールしようとする。・沢山のお金をかければかけただけ人は動く、と信じる。・あなたの商品やサービスの良いところさえ伝われば興味を…

人を動かす戦略のステップ

ステップ0:ステップ以前に必ず目的と目標を策定する、いったい誰を何人くらい動かそうとしているのか。さらに大事なことは何人くらいのどんな行動を期待しているのか。避けたいのは"できるだけ沢山の人に…"のように曖昧な規模にすること。ステップ1:インサイ…

消費者に体験させる

商品を買ってもらう。それには体の要素が大事である。なんでもいいというわけではない。問題は何を体験させるかである。何を体験させるか。それ自体が重要な戦略であり、工夫が必要である。その時のヒントが心の沸点である。本音に基づく心の沸点そのものを…

心の沸点サンプル

虚栄心:俺は誰より勝っている。ちょっとくらい見栄はっておかないと…。羨望感やロマン心が影響している。横並び心:みんなあれ持ってる。取り敢えず合わせていこう、安心だし…。使命感:これは絶対にやるべきだ、絶対にそうだ。連帯感:みんなと一体になってい…

広告におけるインサイトとは

インサイトとは"人間がとる、ある行動になっている本音"のことである。コレが本音と到達した場合は、それを心の沸点。心の沸点を探し、コミュニケーションを行えば、人は行動を取り始める。それが人が動くどいうことの正体。

広告におけるラベリング

ラベリングとは、特定のグループや行動に名前をつけることである。例えばサロネーゼやネスカフェアンバサダーなどがそうである。ラベリングによってコミュニテイの所属意識が高まる、報道やクチコミにのりやすくなる等といったメリットが出てくる。

一億人動くポイント

・新しい習慣を提案する・ライフスタイルの違いに対応する

自己増殖のメカニズム

1000万人に伝わっているコンテンツは全人口でも約10分の一なので身近なところで興味ある無しに関わらず参加者を目の当たりにして"参加したい"というスイッチが入りやすくなる。マラソンや劇団四季がそうで、ある種オウンドメディア化しており、なんの興味も…

10万人が動くポイント

・動かした当人に地位や人となりに価値や興味を感じさせること。・動かされる人たちに世界の一部になれたことを実感させること。・柱となる自分以外の誰かが作ってくれている。・罪悪感が共犯意識と結びつく。・動かした人たちの具体的な数字を発表する。

1000人が動くポイント

ピュアな理想に裏打ちされている。少ない参画者で大きなことを成し遂げるというればレバレッジが効いている。達成すべきミッションがシンプルで分かりやすい。

ネットユーザーは人間臭さがお好き

ある小売店舗の従業員がプリンを4000個誤発注してしまった。それを従業員がTwitterで投稿したところ、たちまち売り切れてしまったらしい。反して今時のネットユーザーは企業が金儲けのために仕掛けたものを乗ってやるものかという意地のようなものがある。例…

優れたCMの4つの分類

1.我々はイノベーティブだ→新しい視点を提供するCM。但し、宣伝する商品のことを忘れない2.我々は社会を良くする→社会はもっと住みやすくなるというメッセージ3.我々はこんなに凄い→こんなことができる!貴方もこうなりませんか?というCM4.我々は皆さんにピ…

ブランドの効用

ブランドの語源は、自分の家畜とそうでない家畜に分けるための焼印に由来すると言われように、今も消費者はブランドによって買い物の時に比較検討の手間を省くことができる。いわば"考えさせない"ようにすることが重要である。"このマークが付いてれば安心""…

UNIQLOのセグメンテーションは広くて狭い

UNIQLOのSTPは広くて狭い。矛盾しているように思えるがそうではないか。UNIQLOの服は幅広い世代の老若男女に好かれている。沢山の人がUNIQLOの服を買っている。しかしどういうニーズで買われているかというと極めてワンポイントである。"ベーシックなカジュ…

デジタルマーケティングの定義

デジタル施策を行うことで得られるデータを抽出して、マスとリアルを含めたマーケティング全体を改善し、最適化する試みのこと。要するにデータからインテリジェンスを、という考え方。行動データが得られるようになり、意識だょうさから仮説立てるのではな…

クリエイティブの重要性

ロジカルに数値だけを見ていると、主な改善対象はチャネルの最適化になりがち。忘れてはいけないのは、実際に生活者の元に届くのはクリエイティブに他ならないということ。CM、ディスプレイ、交通広告など、全ての企業メッセージはクリエイティブとともに生…