UNIQLOのセグメンテーションは広くて狭い

UNIQLOのSTPは広くて狭い。矛盾しているように思えるがそうではないか。

UNIQLOの服は幅広い世代の老若男女に好かれている。沢山の人がUNIQLOの服を買っている。しかしどういうニーズで買われているかというと極めてワンポイントである。"ベーシックなカジュアルウェアを安く買いたい"というニーズだけに応えていて、他には殆ど応えていない。20-30代前半はベーシックなカジュアルウェアがファッションの大部分で街着として、30後半-40代後半の世代には部屋着或いは子供の普段着、50代以上には若づくりなカジュアルウェアとして親しまれている。

UNIQLOは一見、幅広いセグメントを取っているが、衣料品の中にある一定のニーズに特定しているという意味ではとても狭い。