zumafish's diary

忘れたくないこと

ナイキ創業者 フィル・ナイトの名言8 ビジネスとは

"ビジネス"という言葉には違和感がある。当時の大勝利と決死の戦いを、ビジネスという無味乾燥な退屈なスローガンに押し込めるのは無理がある。一部の人間にとってビジネスとは利益の追求、それだけだ。

私たちにとってビジネスとは金を稼ぐことではない。人体には血液が必要だが、血液を作ることが人間の使命ではないのと同じだ。体内で赤血球や白血球が作られ、均等に各部に滞りなく、時間通りに送られる。そうした人体の営みは、より高い次元の目的達成に向けた基本的プロセスだが、それ自体は私たち人間が果たすべき使命ではない。その基本プロセスを超えようとするのが人生だ。

1970年ごろ、私たちは"勝つ"とはどういうことか見つめ直し、勝つこととは、負けずに生き延びること以上のことだと知った。

勝つこととな会社を支えるという意味を超えるものになっていた。何かを作り改善し、何かを伝え、新しいサービスやものを人々の生活に届けたいを人々により良い幸福、健康、安全、改善をもたらしたい。その全てを断固とした態度で効率よく、スマートに行いたい。

滅多に達成しない理想ではあるが、これを成し遂げる方法は、人間という壮大なドラマの中に身を投じることだ。

単に生きるだけでなく、他人がより充実した人生を送る手助けをするのだ。

もしそうすることをビジネスと呼ぶなら、私をビジネスマンと呼んで結構だ。ビジネスという言葉にも愛着が湧いてくるかもしれない。