課題を見つける能力
課題のないイノベーションは空っぽである。
課題を解決することで、イノベーションを起こすことができる。故に課題を発見する能力はイノベーションに繋がる。
とはいえ常識を常に疑っていると時間コストがかかる。つまり見送っていい常識と、見送ってはならない常識を見極める選球眼が重要である。その選球眼とは、知識の広がり、つまり教養である。
スティーブ・ジョブズはカリグラフィの美しさを知っていたからこそ、コンピュータフォントの醜さに気付いた。ゲバラはプラトンの理想国家を知っていたからこそ、自分の国の悲惨さに気付いた。
そういうものだと諦めるのではなく、比較相対化して、普遍性のなさを疑うべき常識があり、教養はそれを映し出すレンズである。