真我に至るという境地への経路

真我に至るとは、湖面が鏡のように静まり返っている状態のことをいう。湖面に波がたっているとは心がざわついているということである。

この境地に至るには下記の4つの過程をたどる。

1.心の様々な働きを止滅するには、修習と離欲という二つの方法を必要とする。

2.修習とは心の働きの静止を目指す努力のこと。

3.2を長い間休むことなく、厳格に実践するならば、堅固な基礎が出来上がるだろう

4.そして離欲とは、現に見、或いは伝え聞いた全ての対象に対して無欲になったひとが抱く、克服者たる自覚をする。