zumafish's diary

忘れたくないこと

日本辺境論

日本人にも自尊心はあるけれども、ある種の文化的劣等感が常につきまとっている。

それは現に保有している文化水準の客観的な評価とは無関係に、なんとなく国民全体を支配している一種の影のようなものだ。

本当の文化は外で作られているのであって、自分のところはなんとなく劣っているという意識である。

おそらくこれは、はじめから自分自身を中心として文明を展開して来た民族と、一大文明の辺境諸民族としてスタートした民族との違いであると思う。