闘争心に燃えつつ、平静でいるには

闘争心とは、メンタルタフネスを考える上で、最も重要なスキルである。

多くの人は"闘争心"と聞くと燃えたぎる激しいものをイメージする。

しかし闘争心を考えると、その根源にあるのは"使命感"と言えるかもしれない。それはつまり自分がするのではなく、させていただくという心を持つとくこと。

こんな話がある。何万もの軍隊を率いた将軍が、まさに戦いの火ぶたが切られようとするとき、闘争心を失って戦いを放棄しようとした。すると神が姿を現し、将軍をこう叱咤激励したという。"お前は武人である。その使命を果たすのがお前のつとめ。結果など考える必要はない。お前はただただ戦うのだ"この言葉に将軍は使命感を再度自覚し、勇気を得て戦いに挑むこととなった。

イメージできるのであれば、監督とか両親とか上司などから使命を与えられたというよりも、もっと大きな存在、いわゆる神様的なものから目の前にあるやるべきことを与えられたと考えられるようになると、真の闘争心というものが沸き上がってくる。