映像と台詞は別なことをやる
言葉は写真の力を増幅させるために使うべきである。魚が釣れた写真に"魚が釣れたー!"とコピーを書く人はいないと思う。写真がすでに言っていることを言葉にするのは損だ。
A.別れ際に女が男に言う。"淋しい"
B.別れ際に女が男に言う。"こんどいつ会える?"
Aから始めるとそのあとで結局Bを言わなければならない。台詞としてはBの方が時間の省略と人物描写を深めるので遥かに優れている。映像と台詞は別のことを言うこととは時間を有効に使う意味でも大変効果のあることなのです。