zumafish's diary

忘れたくないこと

ゲームの中毒性

ゲームの中毒性は生物学的なものである。
私たちの渇望を満足させ、ハイになるための必要なドーパミンの分泌。その分泌を得るための必要な特定の物質や行動量が増えるように私たちの脳の配線は組み替えられる。
私たちの脳はドラッグやアルコールに対する時と同じように、快感に対するドーパミンの分泌が促され、ゲームに反応する。繰り返すうちに次第に難易度が上がっていくという人気ゲームの味噌に魅了される。
神経科学ジャーナルに載っている実験の結果、あと少しで勝てたゲームの場合、ドーパミンの分泌が見られたという。研究報告によるとこの場合、脳の報酬回路、中でも腹側線条体と、前部島皮質と呼ばれる部位が活気づくという。これはギャンブルをしたときと同じらしく、これらの部位は学習とも結びついている。ニアミスをする度に騙され、新しい情報を得たと思い込む。
また別の研究では、ワールドオブクラフトのようなオンラインゲームは、魅力的な商品を提示するチャレンジャーが大勢集まるように作られており、プレイヤーのドーパミンの経路である、興味→集中→報酬に関わる経路を活気付かせ、奮い立たせるように、意図的に設計されている。